70年代後半 U.S. “New York Punk”

1977年
イギリスでの “LONDON PUNK”と呼ばれた諸バンドが
“PUNK ROCK” と言うジャンルを一般的な物にした頃。

アメリカでは既に、
“ニューヨーク・パンク(NEW YORK PUNK)”
と呼ばれる動きが起こっていた。

76年には、
『Live At CBGB’s – The Home Of Underground Rock』

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『1976 Max’s Kansas City』

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と言う、それぞれ、
新しくインディペンデントな音楽の、
発信源となっていたライブ・スポット
CBGB(Country.Blue Grass.Bluesの略)と、
マクシス・カンサス・シティ(Max’s Kansas City)での、
オムニバス・ライブ・アルバムが発売されていた。

76年と言うタイミングでのリリースだった為、
パティ・スミス、テレヴィジョン、ラモーンズ、ブロンディ 等
主だったバントは、既に、
メジャーなレコード会社との契約を結んでおり、
特にCBGBの方は、
多少寂しい顔ぶれになってしまっているが…

マクシス・カンサス・シティでは、
この二つの毛色の違うバンドの、
初期のライブが収められている点がポイント。

スウィサイド
(Suicide)
『Suicide』

70年から活動していた、
ボーカルのアラン・ヴェガ(Alan Vega)と、
キーボードのマーティン・レブ(Martin Rev)のユニット。

70年の結成当初から、
自分たちの表現を “PUNK” と形容しており、
凶暴なパフォーマンスを伴う、
エレクトリック・ノイズと、ヴォイスは、
後の、インダストリアル、ノイズ・ミュージックの先駆けとなる。

ペル・ユヴュ
(Pere Ubu)
『The Modern Dance』

ボーカルの、デヴィッド・トーマス(David Thomas) を、
中心にした、こちらもインダストリアルの先駆者

デヴィッド・トーマス以外のメンバーは、
流動的だったようだが、
シンセテープ・コラージュを多用した
“インダストリアル・フォーク” といえる表現。

New York Punkのアイコン

CBGBマクシス・カンサス・シティ等で、
既に話題になっていた、
New York Punk” のアイコンとも言える
主要アーティスト達も、
同時期、続々とアルバムをリリースする。

76年には、

ラモーンズ(Ramones)が、


デビュー・アルバム
『The Ramones』
邦題

『ラモーンズの激情』
をリリース。

ジョーイ(Joey Ramone)ボーカル
ジョニー(Johnny Ramone)ギター
ディー・ディー(DeeDee Ramone)ベース
トミー(Tommy Ramone)ドラム

左から ジョニー、トミー、ジョーイ、ディーディー

オリジナル・メンバーの4人が、マンハッタンで体験した、
ニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)のライブに衝撃を受け、
74年ラモーンズを結成

3コードのみの8ビート。
3分以内の短い曲。
シンプルでポップな曲調が中心。

96年の解散時まで変わる事の無かった
その演奏のザラついた感覚と、
ライダースジャケット破れたジーンズ
ジョニー愛用のモズライトのギター

76年のデビュー時点で、
既に “NEW YORK PUNK” のアイコン化していた。

そして、
パティ・スミス(Patti Smith)!!

既に75年に発表され、
以前から話題になっていた
『ホーセズ(Horses)』

76年の第2作
『ラジオ・エチオピア
(Radio Ethiopia)』

78年の第3作
『イースター(Easter)』

個人的には、79年になってから

この3作を、後輩から勧められて、
改めて “NEW YORK PUNK” を意識して、
しっかりと聴く事になった。

どちらかと言えば
“オールド・ウェイヴ” に属する様な
ガレージ系でサイケデリックな音造り。

ポエトリー・リーディングともいえる
「グロリア(Gloria)」
「バードランド(Birdland)」
「ランド(Land)」

での、
パティと言う巫女を通して、
言霊が降りて来るかの様な瞬間!!

同時に、
ポエトリー・リーディングの「Babelogue」から
「ロックンロール・ニガー(Rock N Roll Nigger)」への流れは、
正統派のRockの熱い衝動を!!

とにかく、
バティの、言葉と声の持つパワーは、
ジャンルなど関係なく圧倒的だった。

やせっぽちボーイッシュで、
少々メンヘラっぽい
やたらと詩的文学的で…

トランスジェンダー的視点を持ち、
男達と対等に、
自由奔放に自己を表現していく

そんなパティ・スミスは、
ほどなく、この日本でも、
ロック少女たちを
突き動かすミューズと成っていく…

わたし自身にとって、
パティの表現との出会いは…

パティの言葉を借りれば、

自ら選び取り
自ら価値観を再構築し
自らの衝動を再認識する
体験だった。

しかし、それは同時に
Outside Of society への入口でもあった訳だけれど…

そして、そのパティ
「ロックの世界で一番美しい首の持ち主」
と評価したギタリスト、
トム・ヴァーレイン(Tom Verlaine)
が率いた

テレヴィジョン(Television)

わたし自身まだ、
“NEW YORK PUNK” を意識してはいなかった
79年頃

たまたま友人が購入した

テレヴィジョンの
12インチ・シングル
『リトル・ジョニー・ジュエル
(Little Johnny Jewel)』
(75年にOrk Recordsから
リリースされた物の、
12インチシングルでの
再発)

初めて聴いたトム・ヴァーレインのギターは、
まるでニール・ヤング。

“NEW YORK PUNK” というジャンルで、
意識的にアルバム単位で聴いたのは
(パティ・スミスに先立って)
77年にリリースされた、
テレヴィジョンの1stアルバム
『マーキー・ムーン(Marquee Moon)』

だったかもしれない。

パティ・スミス『ホーセズ』
のポートレイトと同じく、
ロバート・メイプルソープによる、
ジャケットの写真も、
かなりのインパクトが有る。

トム・ヴァーレインの、
前時代的なブルース・ベースの
ギタープレイを否定する様な、
乾いて引き攣ったギターのフレーズと、
ひりついたボーカル

60年代のガレージ・バンドが、
都市型に進化した様な、
この4ピース・キター・バンドは、

“PUNK” と言うよりは、
軟弱に変貌しつつあった
西海岸(West Coast)ロックに対する、
東海岸(East Coast)からの返答としての、
新しいタイプの、アメリカン・ロックを作り出していた。

(少なくとも、当時は、わたしを含めて、
同じ様にROCKを聴いてきた世代の友人達は、
そう言う捉え方をしていた様に思う。)

パティ・スミス・グループと、
テレヴィジョンは、
行動を共にする事も多かった様で、

75年4月17日CBGBで、
同じステージに立った際の音源も、
ブートレッグでリリースされている。

そして…

テレヴィジョンのオリジナル・メンバーで、
“パンクス(PUNKS)” の、
ハブリック・イメージを作った男。

リチャード・ヘル(Richard Hell) !!

トム・ヴァーレイン(Tom Verlaine)
      - ギター・ボーカル
リチャード・ヘル(Richard Hell)
      - ベース・ボーカル
ビリー・フィッカ(Billy Ficca)
      - ドラム

この3人が、
69年にニューヨークで結成した、
ネオン・ボーイズは、


73年に、
リチャード・ロイド(Richard Lloyd)
      – ギター・ボーカル
を加え、
テレヴィジョン(Television)となる。

しかしヘルは、75年に、
トム・ヴァーレインと決別しバンドを離れ

ニューヨーク・ドールズの、
ジョニー・サンダース(Johnny Thunders)
      - ギター・ボーカル
ジェリー・ノーラン(Jerry Nolan)
      - ドラム

と共に、ハートブレイカーズ(Heartbreakers)を結成する。

しかし、ここでも
ジョニー・サンダースと対立し、
わずか1か月ほどで脱退…

この頃、
ニューヨークに来ていた
マルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)に、
セックス・ピストルズの母体となるバンドへの
加入を求められるが、断っている。

マルコムが目を付けたのは、
当時のヘルの、ビジュアル面の独創性と、

アルチュール・ランボー
「地獄の季節」から引用した、
Hell(ヘル) = 地獄 !!
と言う、ネーミングのインパクト

(ちなみに、トム・ヴァーレインも、
やはりフランスの作家、
ヴェルレーヌからの引用)

これが、後にロンドンで、
セックスピストルズに、流用される事になる。

逆立てた短髪のヘアスタイル。
破れたシャツやジーンズ。
メッセージを殴り書きしたTシャツ。
シャツに刺した安全ピン。

“LONDON PUNK” 特にピストルズが作り上げた、
PUNK” ファッションのハブリック・イメージ。

そのオリジネーターは、
“NEW YORK” “PUNKS”
リチャード・ヘルと言う事になる。

また、
シド・ヴィシャス(Vicious) = 邪悪
ジョニー・ロットン(Rotten) = 陳腐
と言うネーミングのアイデアも、
ヘル(Hell) = 地獄
からの流用と考えられる。

その後76年には、
ヘル自身が主導権を持った、
リチャード・ヘル&ヴォイドイズを結成。

一枚のシングルの後に、
77年には、

リチャード・ヘル & ヴォイドイズ
(Richard Hell & The Voidoids)
『ブランク・ジェネレーション
(Blank Generation)』

をリリース。

90年に再発されたCDでは、
ジャケットが新しくなってしまっているが、


やはり、アナログ・レコード時代の、
オリジナル・ジャケットでの、
いかにも “PUNKS” と言う風体の、
ヘルのポートレイトのB級感が捨てがたい。

アルバム・ジャケットの写真通りの、
ヨタモノっぽさ満開のヘルのボーカルと、
ロバート・クイン(Robert Quine)の、
テクニカルでありながら、ノイジーなギター!

何処に向かうかが見えない焦燥感と、
どこか醒めた感覚も漂うタイトル曲

「Blank Generation」は、

当時の “NEW YORK PUNK” のテーマ曲

と言っても良いかもしれない。

ヘルは、その後、82年
ヴォイドイズで2作目の
『ディスティニー・ストリート(Destiny Street)』
を発表するが、こちらは、
本当の意味でのB級感漂う作品となってしまった。

その後、ソロ名義でのアルバムも発表するが、
活動の中心は、文筆業に移行していく

ヘルの文筆業への先駆けとも思えるのが、
1作目のアルバム・タイトルと、
後に紹介する、記録フィルムとも同名で、
ヘル自身が脚本を書き、主演を務めた映画

『Blank Generation』(79年)

主人公ビリー(ヘル)と、
フランス人女性記者とのラブストーリー(?)を軸に、
当時のニューヨークの音楽シーンが描かれている。

ストーリー自体は、正直、いまいち…

しかし、
実際のヴォイドイズの演奏シーンや、
当時のCBGBの様子
本人役で登場するA・ウォーホル
等、一見の価値は有る。

さらに、
リチャード・ヘルとも、一時行動を共にし、

“NEW YORK PUNK” 前史の要となるバンド
ニューヨーク・ドールズ出身の、

本来の意味での “PUNKS”!!

ジョニー・サンダース(Johnny Thunders)

ヘルと決別した後、
ビリー・ラス(Billy Rath)をベーシストに迎え、
ハートブレーカーズ(The Heartbreakers)は、

ジョニー・サンダース(Johnny Thunders)
      - ギター・ボーカル
ジェリー・ノーラン(Jerry Nolan)
      - ドラム
ウォルター・ルー(Walter Lure)
      - ギター・ボーカル
ビリー・ラス(Billy Rath)
      - ベース

という布陣で、ニューヨークで活動していたが、

76年ニューヨーク・ドールズ後期のマネジャーだった
マルコム・マクラーレン誘いで渡英。

イギリスでのセックス・ピストルズの、
アナーキー・ツアーに同行する。

その後、トラック・レコーズと契約し
残した、唯一のスタジオ・アルバムが、

ハートブレーカーズ(Heartbreakers)
『L.A.M.F. (Like A Mother Fucker)』(1977)

しかし、リリース後すぐにトラック・レコーズは倒産
レコードは市場に少量しか出回らず、
70年代末には、オリジナルLPの入手は難しくなっていた

実際、当時わたし自身が聴いていたのは、
(80年代になってから後追いだけれど…)

倒産したトラック・レコーズの事務所から
入手したマスター・テープを、
ジョニー自身が、リミックスした

『L.A.M.F. Revisited』(1984)だった。

後に聴ける様になった、
オリジナル・ミックスと比べると、
オーバー・ダブや、ボーカルの差し替え等、
ジョニーの “やりたい放題ミックス”
だった訳だけれど、

90年代の半ば頃までは、
わたし自身にとっても、
同年代のリスナーにとっても、
『L.A.M.F.』と言えば、
『L.A.M.F. Revisited』が定番だった。

『L.A.M.F.』は、77年のオリジナルLPを含め
現在までに、3種のミックスがリリースされているが、
それぞれの内容については、
改めて別項で紹介したいと思う。

この唯一のスタジオ・アルバムでの、
ハートブレーカーズの演奏は、
“PUNK” 隆盛期のテイストを纏っているものの、
本質的には、“ロックン・ロール” だと言える。

ジョニーのソング・ライティングは、
基本的にポップなロックン・ロール
R&Bをベースにしており、

憤りや焦燥感、と言うより、
緩く、いい加減なヨタモノ感は、
ある意味、音楽ジャンルとしての “PUNK” では無く、
そのスタンス自体が “PUNK” だったとも言える。

ちなみに、その歌詞の内容からも、
ハートブレーカーズの代表曲の様に扱われる
“チャイニーズ・ロック(Chinese Rocks)” は、
ラモーンズのディー・ディー・ラモーンと、
リチャード・ヘルの共作。

それぞれのヴァージョンが存在する。

現在の様に、
手軽に動画を記録できる環境ではなかった
70年代。
当時の貴重な動画も残されている。

記録フィルム
『ブランク・ジェネレーション(Blank Generation)』

今ではDVDで手軽に観る事ができるが、
70年代後期の当時は、
散発的に行われるフィルム上映会でしか、
映像作品を見る事は出来なかった。
わたしも、初めてこの映像を見る事が出来たのは、
90年代に、VHSビデオとしてリリースされてからだった。

製作には、パティ・スミス・グループ
アイヴァン・クラール(Ivan Kral)が関わっており、

モノクロで、映像と音はシンクロしていないが、
なぜか、それが逆に当時のリアルな熱を感じさせてくれる。

V.A. :『Live At CBGB’s –
The Home Of Underground Rock』(1976)

A-1 All For The Love Of Rock ‘N’ Roll – Tuff Darts
A-2 Operetico – The Shirts
A-3 Cadillac Moon – Mink DeVille
A-4 I Need A Million – The Laughing Dogs

B-1 Poe – The Shirts
B-2 Let Me Dream If I Want To – Mink DeVille
B-3 Head Over Heels – Tuff Darts
B-4 Over, Under, Sideways, Down – Manster

C-1 I’m Really Not This Way – Manster
C-2 Romance – Sun
C-3 Everybody’s Depraved – Stuart’s Hammer
C-4 We Deliver – The Miamis

D-1 Change It Comes – Mink DeVille
D-2 A.V.M. – The Shirts
D-3 It Feels Alright Tonight – The Laughing Dogs
D-4 Slash – Tuff Darts

V.A. :『1976 Max’s Kansas City』(1976)

A-1 Max’s Kansas City 1976 – Wayne County And The Back Street Boys
A-2 Boys Will Be Boys – The Fast
A-3 Knots – Harry Toledo
A-4 Final Solution – Pere Ubu

B-1 Shake Your Ashes – Cherry Vanilla And Her Staten Island Band
B-2 Cream In My Jeans – Wayne County And The Back Street Boys
B-3 Wow Pow Bash Crash – The Fast
B-4 Flip Your Wig – Wayne County And The Back Street Boys
B-5 The Man In Me – John Collins Band
B-6 Rocket U.S.A. – Suicide

Suicide『Suicide』(1977)

A-1 Ghost Rider
A-2 Rocket U.S.A.
A-3 Cheree
A-4 Johnny
A-5 Girl

B-1 Frankie Teardrop
B-2 Che

Alan Vega : Vocals
Martin Rev : Keyboards

Pere Ubu『The Modern Dance』(1978)

A-1 Non-alignment Pact
A-2 The Modern Dance
A-3 Laughing
A-4 Street Waves
A-5 Chinese Radiation

B-1 Life Stinks
B-2 Real World
B-3 Over My Head
B-4 Sentimental Journey
B-5 Humor Me

David Thomas : Vocals
Tom Herman : Guitar
Tony Maimone : Bass
Scott Krauss : Drums
Allen Ravenstine : Keyboards

Ramones『Ramones』(1976)

A-1 Blitzkrieg Bop
A-2 Beat On The Brat
A-3 Judy Is A Punk
A-4 I Wanna Be Your Boyfriend
A-5 Chain Saw
A-6 Now I Wanna Sniff Some Glue
A-7 I Don’t Wanna Go Down To The Basement

B-1 Loudmouth
B-2 Havana Affair
B-3 Listen To My Heart
B-4 53rd & 3rd
B-5 Let’s Dance
B-6 I Don’t Wanna Walk Around With You
B-7 Today Your Love, Tomorrow The World

Joey Ramone : Vocals
Johnny Ramone : Guitar
DeeDee Ramone : Bass
Tommy Ramone : Drums

Patti Smith『Horses』(1975)

A-1 Gloria
1 In Excelsis Deo
2 Gloria)
A-2 Redondo Beach
A-3 Birdland
A-4 Free Money

B-1 Kimberly
B-2 Break It Up
B-3 Land
B-3a Horses
B-3b Land, Of A Thousand Dances
B-3c La Mer(de)
B-4 Elegie

Patti Smith : Vocals
Lenny Kaye : Guitar
Ivan Kral : Guitar. Bass
Jay Dee Daugherty : Drums
Richard Sohl : Piano

Allen Lanier : Guitar(B-5)
Tom Verlaine : Guitar(B-2)

Photography By : Robert Mapplethorpe
Producer : John Cale
Recorded At : Electric Lady Studios

Patti Smith Group『Radio Ethiopia』(1976)

A-1 Ask The Angels
A-2 Ain’t It Strange
A-3 Poppies
A-4 Pissing In A River

B-1 Pumping (My Heart)
B-2 Distant Fingers
B-3 Radio Ethiopia
B-3a Radio Ethiopia
B-3b Abyssinia

Patti Smith : Vocals. Guitar
Lenny Kaye : Guitar. Bass. Vocals
Ivan Kral : Bass
Jay Dee Daugherty : Drums. Percussion
Richard Sohl : Piano. Keyboards. Synthesizer

Patti Smith Group『Easter』(1978)

A-1 Till Victory
A-2 Space Monkey
A-3 Because The Night
A-4 Ghost Dance
A-5 Babelogue
A-6 Rock N Roll Nigger

B-1 Privilege (Set Me Free)
B-2 We Three
B-3 25th Floor
B-4 High On Rebellion
B-5 Easter

Patti Smith : Vocals. Guitar
Lenny Kaye : Guitar. Bass. Vocals
Ivan Kral : Guitar. Bass. Vocals
Jay Dee Daugherty : Drums. Percussion
Bruce Brody : Keyboards. Synthesizer

John Paul Fetta : Bass(A-1.B-1)
Allen Lanier : Keyboards(A-2)
Richard Sohl : Keyboards(A-2)
Andi Ostrowe : Percussion
Jim Maxwell : Bagpipes(B-5)
Todd Smith : Head Of The Crew

Television『Marquee Moon』(1977)

A-1 See No Evil
A-2 Venus
A-3 Friction
A-4 Marquee Moon

B-1 Elevation
B-2 Guiding Light
B-3 Prove It
B-4 Torn Curtain

Tom Verlaine : Vocals. Guitar. Keyboards
Richard Lloyd : Guitar. Vocals
Fred Smith : Bass. Vocals
Billy Ficca : Drums

Television & Patti Smith『Early Gig ’75』(1997)

01 Television – Fire Engine
02 Television – Hello Jim
03 Television – Unreleased #1(Poor Circulation)
04 Television – Break’n My Heart
05 Television – Foxhole
06 Patti Smith – Unreleased #2
(We’re Going To Have A Real Good Time Together)
07 Patti Smith – Redondo Beach
08 Patti Smith – Birdland
09 Patti Smith – Space Monkey
10 Patti Smith – Distant Fingers
11 Patti Smith – Gloria
12 Television – Unreleased #3(Venus)
13 Television – Marquee Moon
14 Television – Friction

Live at CBGB’s NY 1975.04.17

Richard Hell & The Voidoids
『Blank Generation』(1977)

A1 Love Comes In Spurts
A2 Liars Beware
A3 New Pleasure
A4 Betrayal Takes Two
A5 Down At The Rock And Roll Club
A6 Who Says?

B1 Blank Generation
B2 Walking On The Water
B3 The Plan
B4 Another World

Richard Hell : Bass. Vocals
Robert Quine : Guitar. Backing Vocals
Ivan Julian : Guitar. Backing Vocals
Marc Bell : Drums

Heartbreakers『L.A.M.F.』(1977)
(Track Records. Original Release)


A-1 Born To Lose
A-2 Baby Talk
A-3 All By Myself
A-4 I Wanna Be Loved
A-5 It’s Not Enough
A-6 Chinese Rocks

B-1 Get Off The Phone
B-2 Pirate Love
B-3 One Track Mind
B-4 I Love You
B-5 Goin’ Steady
B-6 Let Go

Johnny Thunders : Guitar. Vocals
Walter Lure : Guitar. Vocals
Billy Rath : Bass
Jerry Nolan : Drums

Johnny Thunders & The Heartbreakers
『 L.A.M.F. Revisited』(1984)
(Jungle Records. Remixed by Johnny)

A-1 One Track Mind
A-2 I Wanna Be Loved
A-3 Pirate Love
A-4 Let Go
A-5 Do You Love Me
A-6 Can’t Keep My Eyes On You
A-7 Get Off The Phone

B-1 Chinese Rocks
B-2 Baby Talk
B-3 Going Steady
B-4 It’s Not Enough
B-5 I Love You
B-6 Born To Lose

Johnny Thunders : Guitar. Vocals
Walter Lure : Guitar. Vocals
Billy Rath : Bass
Jerry Nolan : Drums

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