一つの時代の終わり… Goodbye Charlie Robert Watts

2021年9月は、
まるで夏が一瞬で終わってしまったかの様な
憂鬱な雨で幕を開けた。

わたし自身にとって、春の失業後、
再就職のメドも立たないままの “夏休み” の終わりは、
なかなかに複雑な心境である…

そんな折も折、8月24日に、
ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツが、
80歳で亡くなった。

わたし達の世代にとっては、
“一つの時代の終わり”
を象徴するかの様に…

1970年代半ば、わたしが10代の頃。
遅ればせながら
『Beggars Banquet』
『Let It Bleed』を、
後追いで体験し、同時代的には、
『Black And Blue』
あたりから聞き始めた世代にとっては、
ストーンズとは半世紀近い付き合いである。

ましてや、わたしより上の世代にとっては、
人生の大半の時間に、
ストーンズは存在し続けてい居た。

2021年9月26日からのアメリカでの「No Filter」ツアーに、
チャーリーは体調不良で不参加。
スティーヴ・ジョーダン(Steve Jordan)が代役を務めるとの
インフォメーションが8月初めに公開され、
ストーンズ史上初のチャーリー抜きのツアーが決まってしまった。

それから一月も経たないうちの
突然の訃報である。

ミック、キース、ロニー共に、
これまでも怪我や病気を乗り越えて
現役復帰をして来ているが、
今では皆、60年代から憧れていた
ブルース・メン達の年齢に既に達している。

そんな中で、こんなにもあっさりと、
チャーリーが逝ってしまうとは…

グリマー・ツインズ(The Glimmer Twins)
健在なうちは、ストーンズは存在し続けるかもしれないが、
少なくとも、次回のツアーは
チャーリーの追悼ツアーとなってしまう事だろう…

”終わり“と言うものは、すべてのものに、いずれ必ず訪れる。
それが、少しずつ近づいているわたし達の世代にとって、
20世紀が産み落とした最大のバンド
The Rolling Stonesにさえ訪れてしまった
”終わり“ を、どう受け止めればよいのか?!

夏の終わりに、複雑な心境である…

昨年来のコロナ禍で、
ツアーができなかったストーンズにとって、
2019年のツアー最終日8月30日の、
マイアミでの、このステージが、
チャーリーとの最後のステージとなってしまった…

Dear Charlie
同じ時代に居てくれて、本当に有難う!!

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