ジャックス(早川義夫) 発掘音源②ライブ音源

前項の
『ジャックス(早川義夫) 発掘音源①スタジオ音源』に、
引き続き今回は、現時点(2021年5月)までに
リリースされているジャックスのライブ音源
整理してみる。


ライブ音源

L① 「ライト・ミュージック・コンテスト」

収録年月日 : 1967年9月24日
収録場所 : 新宿厚生年金会館
収録曲数 : 1曲 (+アナウンス2テイク)
内容 : ブロードキャスト音源
(1968年10月8日放送)

01 Radio Announce 1
02 からっぽの世界
03 Radio Announce 2
(01.03はコメントのみ)

早川義夫 : Vocals. Guitar
水橋春夫 : Guitar
谷野ひとし : Bass
木田高介 : Flute

収録作品

『Legend 40th Anniversary Box』Disc3
『Echoes In The Radio(ボーナス・トラック)』
CD

(2008 EMI – TOCT-95008·9)
1曲 + アナウンス2テイク
(トラック番号は、11.12.13)

02「からっぽの世界」は、
67年9月24日新宿厚生年金会館で行われた
「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」
出演時の録音。

この音源では、
68年10月8日にオンエアされた
TBSラジオの番組から、
アナウンサーのコメントも
含めて収録されている。

ジャックスは、
同コンテストの選考で、
演奏テクニックの面から、
1位入賞フロッギーズに譲ったが、
その独特な存在感から、
“特別賞” に選ばれている。

アナウンサーの志摩夕起夫氏は、
その経緯についてコメントし、
67年9月24日の録音から
「からっぽの世界」を紹介している。

L② 68年「アンダーグランド音楽祭」

収録年月日 : 1968年3月27日
収録場所 : 大阪サンケイホール
収録曲数 : 3曲
内容 : サウンドボード音源

01 マリアンヌ
02 からっぽの世界
03 割れた鏡の中から

早川義夫 : Vocals. Guitar
水橋春夫 : Guitar
谷野ひとし : Bass
木田高介 : Drums. Flute

収録作品

V.A.『Best Of Solid Vol.1』CD
(1992 Solid Records – CDSOL-1028) 3曲
(トラック番号は、01.02.03)

92年に、
Solid Recordsからリリースされた
このオムニバスCDには、
68年水橋春夫氏在籍時
貴重なライブ音源が収録されていた。

水橋氏在籍中のライブ音源は、
後述の、L③ 「2nd Jacks Show」
の音源が有名だが、

ジャックス・ファンクラブにより、
自主製作盤としてリリースされた
L③ 「2nd Jacks Show」が、
音質の良くない
オーディエンス録音
だったのに対して、

この3曲は、
正規にミキサーからライン録音された、
高音質のサウンドボード音源!!

単独公演である「Jacks Show」とは違い、
複数のアーティストが出演する
「アンダーグランド音楽祭」 での、
ジャックスの出演部分だけの記録の為、
全3曲だけと、曲数は少ないが

内容的にも、
全盛期のライブを記録したもので
現時点では、
トップクラスの音源だと言える!!

しかし、現在このCDは廃番で、
入手しづらい状態が続いている…

L③ 「2nd Jacks Show」

収録年月日 : 1968年7月24日
収録場所 : 御茶ノ水日仏会館
収録曲数 : 14曲
内容 : オーディエンス音源

01 マリアンヌ
02 おまえはひな菊
03 この道
04 時計をとめて
05 いい娘だね
06 由美子はいない
07 敵は遠くに
08 Dm 4-50
09 薔薇卍
10 どこへ
11 裏切りの季節
12 ラブ・ジェネレーション
13 われた鏡の中から
14 からっぽの世界

早川義夫 : Vocals. Guitar
水橋春夫 : Guitar. Vocals
谷野ひとし : Bass
木田高介 : Drums. Vibraphone. Flute. Vocals

収録作品

L-A
『 Live ’68’7’24』

(1973 H∙A∙F – DM 4-50) LP

L-B
『2nd Jacks Show』

(2003 Orange Doubledome – OD-3001) LP

73年当時
確か “新譜ジャーナル” と言う音楽誌
だったと思うが(少し記憶があやふや)、

ジャックス・ファンクラブが、
通販限定で、
68年の第2回ジャックス・ショーの
ライブ・アルバムを発売する事を知った。

その時は、若干迷いながらも、
結局購入の申し込みはしないままだった。

その後、
更にジャックスに関心を持ち始め、
このライブを聴きたくなった頃には、
当然、すでに入手困難…

現物を手にすることなど諦めていた、
80年代初め、

大阪の某中古レコード店に、
大量にこのアルバムが入荷している!?

と言う噂を聞いた!!

なんでも、1980年に亡くなった
木田高介氏の葬儀費用の足しに…
と言う事で、関係者からデッドストックが
大量に売りに出されたとの事だった。

それなりの高額で販売されていたが、
これを逃しては、今後の入手はまず困難!!
と言う事で、思い切って購入した。

L③-A『 Live ’68’7’24』(1973)

見開き仕様ながら、
レコード盤を収納する側は
袋状
になっており、
反対側(開いて左側)は、
ペラペラの厚紙

と言う、
いかにも自主盤っぽいジャケット

約55分と言う長時間の音源を、
無理矢理LP1枚に記録している為、
針圧の低いレコード・プレーヤーでは、
針飛びを起こしてしまうこのLP

客席からのオーディエンス録音で、
お世辞にも、音は良いとは言えないが

その内容は、
スタジオ・ヴァージョン以上の、
“危なさ”“毒” を感じさせる物だった!!

特に、1曲目の「マリアンヌ」での、
フリー・ジャズとも聞き取れる、
木田高介氏のドラムに、
フリーキーでサイケデリックな、
水橋春夫氏のギターと、
ドスの利いたジム・モリスン並の、
早川義夫氏のボーカルが絡む瞬間は、
鳥肌物だった!!!

その後、
かげろう・レコードを立ちあげたばかりの、
今村空気君の下宿で、
(彼はまだ大学生だったはず)

飲みながら(?)だったか、
みんなで飲んだ後だったか(?)
忘れたけれど…
とにかく、グダグダしながら
このライブ盤を聴いていた時に、
「これ、自主盤で再発したいよネ!!」
などと、無責任なことを話していたのを思い出すが、

2000年代になって

L③-B『2nd Jacks Show』(2003)

という、
ヨーロッパ製(??)の海賊盤LPがリリースされた。

同じ頃、盤起こしと思われるCDも、
ネット上でよく見かけたが、

現時点では、比較的手に入り易い
この盤起こしのブートCDでも、
音質的には、特に問題は無いと思われる。

(【追記】2021年7月29日)
2021年8月に、ディスク・ユニオンから、
遂にオフィシャルCD化が決定しました!!!!!

マスター・テープからの制作は期待できないけれど、
出来る限りのリマスターを期待してます!!!

(【追記】2021年10月4日)
中村宗一郎氏によるマスタリングが行われています!!

ディスクユニオンさんのサンプルです

(【追記】2021年10月4日)

この再発CD湯浅学氏のライナーによれば、
この音源は、谷野ひとし氏に届けられた
いちジャックス・ファン(当時、関西・中部地方在住?)が、
客席から録音したオープンリール・テープが元になっているらしい。

更に、この音源のレコード化を予定して、
谷野ひとし氏からテープを譲り受けた人物が、
ファンクラブの協力を得ながらも
あくまでも個人の出費により制作した
“プライベート・アルバム” だったと言う事である。
(ジャックス・ファンクラブ制作
と言う事では無かったらしい…)

L④ 69年 「あんぐら音楽祭」

1969年、
高石事務所(後の音楽舎)主催で行われた
「あんぐら音楽祭」

ちょうど、後にURCレコードと成る、
“アングラレコードクラブ” の発足、
“月刊フォーク・リポート” の発刊
という時期に合わせて、
東京、大阪それぞれ6回、
合計12公演という規模で開催された。

大阪
3月20日「オープニングコンサート」
    大阪厚生年金大ホール
3月21日「ジャックス・ショウ」
    大阪厚生年金中ホール
3月22日「プロテスト・ソング大会」
    サンケイホール
3月23日「五つの赤い風船と六文銭」
    大阪厚生年金中ホール

3月24日「加藤和彦・端田宣彦とシューベルツ・リサイタル」
    大阪フェスティバルホール
3月25日「岡林信康リサイタル」
    大阪厚生会館文化ホール

東京
3月26日「オープニングコンサート」
    渋谷公会堂

3月28日「加藤和彦・端田宣彦とシューベルツ・リサイタル」
    共立講堂
3月29日「岡林信康リサイタル」
    共立講堂
3月31日「ジャックス・ショウ」
    東京厚生年金小ホール
4月1日「プロテスト・ソング大会」
    渋谷公会堂
4月2日「五つの赤い風船と六文銭」
    都市センター・ホール

後のURCレコードには、
各イベントを録音したテープが、
大量に残されている
と言われている。

この10回のイベントの内、
大阪での、
3月21日「ジャックス・ショウ」
東京での、
3月26日「オープニングコンサート」
3月31日「ジャックス・ショウ」
4月1日「プロテスト・ソング大会」

の4回に、ジャックスの出演が確認できる。

L④a 「ジャックス ショー」(大阪)

収録年月日 : 1969年3月21日
収録場所 : 大阪厚生年金会館中ホール
収録曲数 : 19曲
内容 : サウンドボード音源

01 聖なるかな願い
02 君をさらって
03 How To Love
04 海と女の子
05 いい娘だね
06 マリアンヌ
07 敵は遠くに
08 地獄の季節
09 殺し屋のブルース
10 ロカビリー・ジョー
11 ロールオーバー庫之助
12 花が咲いて
13 しだれ柳
14 僕の旅は終わらない
15 第五氷河期
16 裏切りの季節
17 遠い海に旅に出た私の恋人
18 われた鏡の中から
19 ラブ・ゼネレーション

早川義夫 : Vocals. Guitar
木田高介 : Guitar. Flute
谷野ひとし : Bass
つのだ・ひろ : Drums. Vocals

収録作品

L④a-A
『Jacks CD Box』Disc5-6
『Jacks Radio Session』
CD

(1989 Solid Records – SOLBOX-1) 19曲

L④a-B
V.A.『URC発禁ライブセレクション』
CD

(1998 P-Vine Records – PCD-1470) 1曲(MC有別ソース)
(トラック番号は、09)

80年代後半まで東芝は、
「からっぽの世界」の歌詞に使用されている、
“唖(おし)”という言葉の問題で、
『ジャックスの世界』
『ジャックスの奇跡』

2作品の再発を見送っていた

(85年東芝からリリースされた
ベスト盤『レジェンド』にも、
「からっぽの世界」は、未収録)

1989年
インディー・レーベルSolid Recordsは、
東芝が原盤権を持っていたこの2作を、
期間限定と言う条件付きで、
6枚組CDボックス

『Jacks CD Box』の、

Disc1Disc2として、初めてのCD再発を行った。

長らく入手困難だったこの2作を含んだ、
このボックスの反響が大きかった事もあり、
その後は、なしくずし的に、
東芝からもCD再発が行われ、
現在では、普通に入手が可能になっている。

2作のアルバムの初CD化に加え、
その他のスタジオ音源や、
タクトのシングル音源を網羅した
このボックスの、もう一つの目玉が、

Disc5、Disc6に収録されていた
未発表ライブ音源!!

1969年「あんぐら音楽祭」
大阪での2日目に当たる、
3月21日、大阪厚生年金中ホールでの、
第3回「ジャックス・ショウ」を、
サウンドボード音源で、
“ほぼ” 完全収録している。

“ほぼ”…と言うのは、

「ロールオーバー庫之助」演奏前の、
“レコード会社の圧力で、
タイトルを変えなければならなかった…”

といった内容のMCが未収録だった為。
(東芝への遠慮からだろうか?)

しかし、このボックスのリリースから
約10年が経った98年

P-Vine Recordsが、
このMC(の一部??)を含んだ音源を収録した

『URC発禁ライブセレクション』を、

リリースし、ようやくこの音源が完結する。

既にこの時期には、
ギターの水橋春夫氏は脱退しており、

ドラムも、木田高介氏から、
つのだ・ひろ氏に替っている。

音質的には、「2nd Jacks Show」の、
荒いオーディエンス録音と比べ、
非常にクリアなサウンドボード録音で、
非の打ちどころがないものだが…

個人的には、
68年の「2nd Jacks Show」
程の衝撃を感じ取る事は出来なかった…

L④b 「オープニング・コンサート」 (東京)

収録年月日 : 1969年3月26日
収録場所 : 渋谷公会堂
収録曲数 : 2曲
内容 : サウンドボード音源

01 花が咲いて *
02 明日なき世界(W/高石友也) #

早川義夫 : Vocals. Guitar
木田高介 : Guitar. Flute
谷野ひとし : Bass
つのだ・ひろ : Drums. Vocals
高石友也 : Vocals (#)

収録作品

L④b-A
V.A.『あんぐら音楽祭』
CD

(1989 Kitty Records.URC – H35K25049~50)
2曲 花が咲いて * 明日なき世界(W/高石友也) #
(トラック番号は、Disc1-02. 09)

L④b-B
V.A.『URC発禁ライブセレクション』
CD

(1998 P-Vine Records – PCD-1470)
1曲 明日なき世界(W/高石友也) #
(トラック番号は、08)

1989年
URCレコードの諸作品の権利は、
キティ・レコードに移り、
各タイトルのCD再発と併せて、
未発表音源も、数多くリリースされた。

その中の1作が、
1969年の「あんぐら音楽祭」から、
3月26日、渋谷公会堂 「オープニング コンサート」
3月22日、大阪サンケイホール 「プロテストソング大会」
4月1日、 渋谷公会堂 「プロテストソング大会」

3日間の音源を使用したオムニバスCD

『あんぐら音楽祭』

Disc1は、
3月26日「オープニング コンサート」から、

Disc2は、
3月22日大阪4月1日東京
「プロテストソング大会」から、

それぞれピックアップされている。

3月26日の音源は、Disc1に、
ジャックスとしての演奏、
2曲目 「花が咲いて」と、
高石友也のバックを務めた、
9曲目「明日なき世界」2曲が収録されている。

(Disc2の、8曲目から10曲目までの3曲は、
L④d 4月1日の音源)

98年リリースの

『URC発禁ライブセレクション』

には、8曲目に同じ日の、
「明日なき世界」を収録している。

L④c 「ジャックス ショー」(東京)

収録年月日 : 1969年3月31日
収録場所 : 新宿厚生年金会館小ホール
収録曲数 : 1曲
内容 : オーディエンス音源

01 からっぽの世界

早川義夫 : Vocals. Guitar
木田高介 : Guitar. Flute
谷野ひとし : Bass
つのだ・ひろ : Drums. Vocals

収録作品

早川義夫『前口上』7″ B面
(1986 クロヤマレコード – LM-0650) 1曲

東京での3月31日の、
第4回「ジャックス・ショー」の音源は、
今のところ、86年早川義夫名義で、
突然リリースされたシングル

『前口上』

B面に、
オーディエンス録音で収録された
「からっぽの世界」1曲のみ。

このシングルは、
黒沢進氏のプライベート・レーベル
“クロヤマレコード” からの、
唯一のリリース作品。

L④d 「プロテストソング大会」(東京)

収録年月日 : 1969年4月1日
収録場所 : 渋谷公会堂
収録曲数 : 4曲
内容 : サウンドボード音源

01 ロールオーバー庫之助
02 ラブ・ジェネレーション
03 殺し屋のブルース(W/高石友也) #
04 明日なき世界(W/高石友也) #

早川義夫 : Vocals. Guitar
木田高介 : Guitar. Flute
谷野ひとし : Bass
つのだ・ひろ : Drums. Vocals
高石友也 : Vocals (#)

収録作品

L④d-A
V.A.『あんぐら音楽祭』
CD

(1989 Kitty Records.URC – H35K25049~50) 3曲

L④d-B
V.A.『J-rock Early Days Strong Selection』
CD 

(1989 Kitty Records.URC – H20K25020) 1曲

L④d-C
V.A.『ニューロックの夜明け URC編
CD

(1998 Toshiba Records – TOCT-10297) 3曲

 L④d-AL④d-BL④d-C
 3曲1曲3曲
ロールオーバー庫之助08  
ラブ・ジェネレーション09 02
殺し屋のブルース(W/高石友也)10 03
明日なき世界(W/高石友也) 0204

89年キティ・レコードから、
URCレコード未発表音源の1作、
としてリリースされたオムニバスCD

『あんぐら音楽祭』

Disc2には、4月1日
東京
での「プロテストソング大会」から、

ジャックスとしての、
8曲目「ロールオーバー庫之助」
9曲目「ラブ・ジェネレーション」

高石友也のバックとして、
10曲目「殺し屋のブルース」
3曲が収録されている。

同じく89年に、
キティ・レコードがリリースした
オムニバスCD

『J-rock Early Days Strong Selection』

には、やはり同日
高石友也のバックとして、
2曲目に「明日なき世界」が収録された。

更に、95年に、
URCレコード音源の権利が、
東芝ENIに移った後

98年にリリースされた
未発表音源のうちの1作、

『ニューロックの夜明け URC編』

にも、
4月1日「プロテストソング大会」の音源が、

ジャックスとして、
2曲目「ラブ・ジェネレーション」
高石友也のバック
として、
3曲目「殺し屋のブルース」
4曲目「明日なき世界」

計3曲、改めて収録されている。

この年1969年に、
会員制レコード配布から始まった、
日本初のインディペンデント・レーベル
URCレコードは、

日本のフォーク・ロック黎明期を
記録した多くの作品を残している。

最盛期を過ぎてからは、
新作の製作は極端に減り、
実質的には77年に活動を終えている

旧カタログ作品は、
74年から76年までは、
エレック・レコード(76年に倒産)

76年から80年までは、
東宝レコード(80年に倒産)

それぞれに販売委託していた。

その後、80年からの販売元となった
SMSレコード(渡辺プロ系列)からは、

25タイトル
未発表ライブ音源がリリースされたが、
レコードと言うメディアの収録時間の制限の為、
完全収録とはなっていない音源も多く有った。

メディアがCDに移行して以降も、
1989年に、キティ・レコード
1995年に、東芝EMI
2002年に、エイベックス・イオ
2008年からは、ポニー・キャニオン

と、発売件が移動する度に、
旧カタログ作品の再発と併せて、
少しずつ未発表音源がリリースされてきたが、

URCレコードには、
まだ大量に未発表音源が残されていると言われている。

この69年
「あんぐら音楽祭」関連の音源についても、
もう少しコンプリートな形での
リリースが行われる事を期待している。

権利関係でリリースが難しいとしても、
既に半世紀の年月を経てしまった
(オープンリール)マスターテープの、
劣化が進まないうちに、
デジタル・マスター・ディスクを制作することで、
貴重な音楽遺産の保全を検討して頂きたい。

L⑤ 「みんなで歌おうフォークフォーク」

収録年月日 : 1969年6月15日
収録場所 : 近畿放送公開録音
収録曲数 : 6曲 (+ M.C.5テイク)
内容 : ブロードキャスト音源

01 M.C.(北山修)
02 からっぽの世界
03 M.C.(北山修)
04 追放の歌
05 第5氷河期
06 遠い海へ旅に出た私の恋人
07 M.C.(高石ともや)
08 悪魔巣取金愚
09 明日なき世界
10 Members Introduction
11 M.C.(高石ともや)

早川義夫 : Vocals. Guitar
木田高介 : Vibraphone. Flute
谷野ひとし : Bass
つのだ・ひろ : Drums. Vocals
高石ともや : Vocals (08. 09)

収録作品

『Live,15 Jun.1969
(KBS京都秘蔵音源シリーズ)』
CD

(2021 Discs – FJSP429)6曲 (+ M.C.5テイク)

2021年4月
ディスク・ユニオンのSuper Fujiレーベルから 、
KBS京都秘蔵音源シリーズの第3弾として、
久しぶりに
ジャックスの未発表音源がリリースされた。

近畿放送(KBS京都)
「みんなで歌おうフォークフォーク」
の放送音源を元にした物で
北山修高石ともやのMCを除くと、
ジャックスの演奏自体は6曲
収録時間も30分弱と短いが、
解散直前のステージの様子を捉えた
貴重なドキュメントといえる。

この音源が収録されたのが、
69年6月15日

その後7月25日
第5回「ジャックス・ショー」
のステージで、解散を発表し、

8月9日の、
「第1回フォークジャンボリー」
への出演を最後に、
ジャックスは解散する…


『Legend 40th Anniversary Box』
(2008 EMI – TOCT-95008·9)
Disc3 Echoes In The Radio

01 遠い海へ旅に出た私の恋人 *
02 地獄の季節 *
03 ピコの唄 *
04 からっぽの世界 #
05 マリアンヌ #
06 われた鏡の中から #
07 いい娘だね $
08 からっぽの世界 $
09 この道 $
10 時計をとめて $
11 Radio Announce 1
12 からっぽの世界
13 Radio Announce 2

早川義夫 : Vocals. Guitar
高橋末広 : Acoustic Guitar. Vocals (01. 02. 03)

水橋春夫 : Guitar (04-13)
谷野ひとし : Bass (04-13)
木田高介 : Drums. Cymbal. Flute (04-13)

* 1967.02.18 (01. 02. 03)
# 1967.06.10 (04. 05. 06)
$ 1968.01.28 (07. 08. 09. 10)
ニッポン放送 “Vitalis Folk Village”

1967.09.24 新宿厚生年金会館 (11. 12. 13)
TBSラジオ「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」

V.A.『Best Of Solid Vol.1』CD
(1992 Solid Records – CDSOL-1028)

01 ジャックス – マリアンヌ
02 ジャックス – からっぽの世界
03 ジャックス – 割れた鏡の中から
04 フォーク・クルセダーズ – イムジン河
05 早川義夫 – 前口上
06 早川義夫 – 花が咲いて
07 はっぴいえんど – 春よ来い
08 はっぴいえんど – あやか市の動物園
09 Dew – 夏は終わり
10 頭脳警察 – ふざけるんじゃねえよ
11 頭脳警察 – 落葉のささやき
12 はちみつぱい – 煙草路地
13 はちみつぱい – 塀の上で

1968.03.27 「アンダーグランド音楽祭」 大阪サンケイホール (01.02.03)
Unreleased Version (04)
1970.04.01 「五つの赤い風船リサイタル」 新宿厚生年金会館小ホール (05)
1970.03.31 「五つの赤い風船リサイタル」 新宿厚生年金会館小ホール (05)
1970.04.12 文京公会堂 (07)
1970.08.08 第2回 全日本フォークジャンボリー (08)
1971.08.14 三里塚・幻野祭 (09)
1975 三ノ輪モンド (10.11)
1972.02.12 (12)
1974.11.20 山野ホール (13)

『 Live ’68’7’24』LP
(1973 H∙A∙F – DM 4-50)

A-1 マリアンヌ
A-2 おまえはひな菊
A-3 この道
A-4 時計をとめて
A-5 いい娘だね
A-6 由美子はいない
A-7 敵は遠くに

B-1 Dm 4-50
B-2 薔薇卍
B-3 どこへ
B-4 裏切りの季節
B-5 ラブ・ジェネレーション
B-6 われた鏡の中から
B-7 からっぽの世界

早川義夫 : Vocals. Guitar
水橋春夫 : Guitar. Vocals
谷野ひとし : Bass
木田高介 : Drums. Vibraphone. Flute. Vocals

Original Japanese fanclub issue from 1973
1968.07.24「2nd Jacks Show」at御茶ノ水日仏会館

『2nd Jacks Show』LP
(2003 Orange Doubledome

– OD-3001)

A-1 マリアンヌ
A-2 おまえはひな菊
A-3 この道
A-4 時計をとめて
A-5 いい娘だね
A-6 由美子はいない
A-7 敵は遠くに

B-1 Dm 4-50
B-2 薔薇卍
B-3 どこへ
B-4 裏切りの季節
B-5 ラブ・ジェネレーション
B-6 われた鏡の中から
B-7 からっぽの世界

早川義夫 : Vocals. Guitar
水橋春夫 : Guitar. Vocals
谷野ひとし : Bass
木田高介 : Drums. Vibraphone. Flute. Vocals

Original Japanese fanclub issue from 1973
1968.07.24「2nd Jacks Show」at御茶ノ水日仏会館

『2nd Jacks Show, Jul. 24, 1968』
(2021 Super Fuji – FJSP-434)

01 マリアンヌ
02 M.C.
03 おまえはひな菊
04 この道
05 時計をとめて
06 いい娘だね
07 由美子はいない
08 敵は遠くに
09 Dm 4-50
10 M.C.
11 薔薇卍
12 どこへ
03 裏切りの季節
04 ラブ・ジェネレーション
05 われた鏡の中から
06 からっぽの世界

早川義夫 : Vocals. Guitar
水橋春夫 : Guitar. Vocals
谷野ひとし : Bass
木田高介 : Drums. Vibraphone. Flute. Vocals

Original Japanese fanclub issue from 1973
1968.07.24「2nd Jacks Show」at御茶ノ水日仏会館
Remastered CD

『Jacks CD Box』
(1989 Solid Records – SOLBOX-1)
Disc5 Jacks Show I (CDSOL-1015)

Disc6 Jacks Show Ⅱ (CDSOL-1016)

Disc5 Jacks Show I (CDSOL-1015)
01 聖なるかな願い
02 君をさらって
03 How To Love
04 海と女の子
05 いい娘だね
06 マリアンヌ
07 敵は遠くに
08 地獄の季節
09 殺し屋のブルース
10 ロカビリー・ジョー

Disc6 Jacks Show II (CDSOL-1016)
01 ロールオーバー庫之助
02 花が咲いて
03 しだれ柳
04 僕の旅は終わらない
05 第五氷河期
06 裏切りの季節
07 遠い海に旅に出た私の恋人
08 われた鏡の中から
09 ラブ・ゼネレーション

早川義夫 : Vocals. Guitar
木田高介 : Guitar. Flute
谷野ひとし : Bass
つのだ・ひろ : Drums. Vocals

1969.03.21「アンダーグランド音楽祭」
大阪厚生年金会館中ホール

V.A.
『URC発禁ライブセレクション』
(1998 P-Vine Records

– PCD-1470)

01 フォークキャンパーズ – プレイポーイ・プレイガール
02 高石友也 – 時代は変わる
03 高田渡 – 大・ダイジェスト版三億円強奪事件の歌
04 高田渡 – 自転車に乗って
05 中川五郎 – 腰まで泥まみれ
06 ザ・ディランII – 男らしいってわかるかい
07 三上寛 – 夢は夜ひらく
08 高石友也 & ジャックス – 明日なき世界
09 ジャックス – ロール・オーヴァ・ゆらの助
10 遠藤賢司 – 満足できるかな
11 遠藤賢司 – 夜汽車のブルーズ
12 はっぴいえんど – 春よ来い
13 五つの赤い風船 – 殺してしまおう
14 五つの赤い風船 – これがボクらの道なのか
15 金延幸子 – 時にまかせて

1968.08.10 京都 山崎の宝寺「第3回フォークキャンプ」(01)
1968.01.12 大阪サンケイホール「第2回高石友也リサイタル」(02)
1969.03.26 渋谷公会堂 「あんぐら音楽祭<オープニング コンサート>」(03.08)
1971.08.7~9 「第3回全日本フォークジャンボリー」(04.07.11.12)
1969.04.01 渋谷公会堂 「あんぐら音楽祭<プロテストソング大会>」(05)
1971.08.21 日比谷野外音楽堂「ロック・アウト・ロック」(06)
1969.03.21 大阪厚生年金会館中ホール 「あんぐら音楽祭<ジャックス ショー>」 (09)
1970.10.11 日比谷野外音楽堂「岡林信康ロックコンサート」(10)
1970.08.8~9 「第2回全日本フォークジャンボリー」(13.15)

V.A.『あんぐら音楽祭』
(1989 Kitty Records.URC
– H35K25049~50)

Disc1
01 高石友也 – 坊や大きくならないで
02 ジャックス – 花が咲いて
03 五つの赤い風船 – 遠い世界へ
04 六文銭 – 五年目のギター
05 はしだのりひことシューベルツ – 風
06 遠藤賢司 – ほんとだよ
07 中川五郎 – 主婦のブルース
08 高田渡・岩井宏 – 朝日楼
09 高石友也 & ジャックス – 明日なき世界
10 加藤和彦・高石友也 – イムジン河

Disc2
01 高田渡 – 現代的だわね
02 高田渡 – あきらめ節
03 高田渡 – 豆粕ソング
04 高田渡 – 大・ダイジェスト版・三億円強奪事件の唄
05 中川五郎 – 腰まで泥まみれ
06 五つの赤い風船 – 血まみれの鳩
07 五つの赤い風船 – まるで洪水のように
08 ジャックス – ロール・オーバー・庫之助
09 ジャックス – ラブ・ジェネレーション
10 高石友也 & ジャックス – 殺し屋のブルース

11 高石友也 – 勝利を我等に~友よ

Disk 1
1969.03.26 渋谷公会堂
「あんぐら音楽祭<オープニング コンサート>」
Disk 2
1969.03.22 大阪サンケイホール
「あんぐら音楽祭<プロテストソング大会>」
1969.04.01 渋谷公会堂
「あんぐら音楽祭<プロテストソング大会>」

早川義夫『前口上』
(1986 クロヤマレコード
– LM-0650)

A 前口上
B からっぽの世界

1970.03.31 「五つの赤い風船リサイタル」
新宿厚生年金会館小ホール (A)
1969.03.31 「あんぐら音楽祭<ジャックス ショー>」
新宿厚生年金会館小ホール (B)

Limited to 997 copies.

V.A.
『J-rock Early Days Strong Selection』
(1989 Kitty Records.
URC – H20K25020)

01 はっぴいえんど – あやか市の動物園
02 高石友也 & ジャックス – 明日なき世界
03 休みの国 – 悪魔巣取金愚
04 はちみつぱい – こうもりの飛ぶ頃
05 乱魔堂 – 前へ上へ
06 Dew – からのベッドのブルース
07 ザ・サード – Little Wing
08 ガロ – オハイオ
09 加橋かつみ – 花の世界
10 愚 – あかりが消えたら
11 カルメン・マキ & ブルース・クリエイション – セントジェームス病院

1970.08.09 「第2回全日本フォークジャンボリー」(01)
1969.04.01 渋谷公会堂 「あんぐら音楽祭<プロテストソング大会>」 (02)
1970.04.12 文京公会堂「ロック叛乱祭」(03.10)
1971.08.08 「第3回全日本フォークジャンボリー」(04.07)
1971.08.07 「第3回全日本フォークジャンボリー」(05.06.08.11)
1971.04.14 東京サンケイホール 「加橋かつみコンサート」(09)

V.A.
『ニューロックの夜明け URC編』
(1998 Toshiba Records
– TOCT-10297)

01 はっぴいえんど – あやか市の動物園
02 ジャックス – ラブ・ゼネレーション
03 高石友也 & ジャックス – 殺し屋のブルース
04 高石友也 & ジャックス – 明日なき世界

05 休みの国 – 悪魔巣取金愚
06 はちみつぱい – こうもりの飛ぶ頃
07 乱魔堂 – 可笑しな世界
08 Dew – からのベッドのブルース
09 ガロ – オハイオ
10 カルメン・マキ & ブルース・クリエション – セントジェームス病院
11 三上寛 With 山下洋輔トリオ – あなたもスターになれる
12 加藤和彦 – アリエヌ共和国

1970.08.09 「第2回全日本フォークジャンボリー」(01)
1969.04.01 渋谷公会堂 「あんぐら音楽祭<プロテストソング大会>」(02.03.04)
1970.04.12 文京公会堂「ロック叛乱祭」 (05)
1971.08.08 「第3回全日本フォークジャンボリー」 (06)
1971.08.07 「第3回全日本フォークジャンボリー」(07.08.09.10)
1974.04.22 日本武道館「音搦大歌合」(11)
1973.04.09 共立講堂「4人の会コンサート」(12)

『Live,15 Jun.1969
(KBS京都秘蔵音源シリーズ)』
(2021 Discs – FJSP429)

01 M.C.(北山修)
02 からっぽの世界
03 M.C.(北山修)
04 追放の歌
05 第5氷河期
06 遠い海へ旅に出た私の恋人
07 M.C.(高石ともや)
08 悪魔巣取金愚
09 明日なき世界
10 Members Introduction
11 M.C.(高石ともや)

早川義夫 : Vocals. Guitar
木田高介 : Vibraphone. Flute
谷野ひとし : Bass
つのだ・ひろ : Drums. Vocals

高石ともや : Vocals (08. 09)

1969.06.15 近畿放送
「みんなで歌おうフォークフォーク

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ジャックス(早川義夫) 発掘音源②ライブ音源” に対して1件のコメントがあります。

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