U.S.PUNK 前史② エム・シー・ファイブ – MC5


エム・シー・ファイブ(MC5)

69年、第1作のライブ盤。

エム・シー・ファイブ(MC5)
『Kick Out The Jams』

ハイ・スクール時代からの、
友人同士で結成されたMC5

ロブ・タイナー(Rob Tyner)
       - ボーカル
ウェイン・クレーマー(Wayne Kramer)
       - ギター
フレッド・ソニック・スミス
(Fred “SonicSmith )
       - ギター
マイケル・デイヴィス(Michael Davis)
       - ベース
デニス・トンブソン(Dennis Thompson)
       - ドラム

西海岸のブルー・チア同様、
まだPAシステムの無い時代に、
複数台のアンプを使用して
過激なパフォーマンスを伴う
爆音ライブ
を行っていた。

ホワイトパンサー党の創設者
ジョン・シンクレア(John Sinclair)が、
マネージャーに成った事で、
当時のスチューデントパワーを背景にした、
政治的反体制的な側面ばかりが、
取り上げられがちなバンドだが、

ベースに有るのは、
ウェイン・クレーマー(Wayne Kramer)と、
フレッド・ソニック・スミス(Fred “Sonic” Smith)の、
ロックン・ロール、
リズム&ブルース嗜好
と言える。

ジョン・シンクレアと縁を切ってから、
2枚のスタジオ・アルバムを残し、
72年に解散

2作目以降は、
そこそこまとまった
ロックンロール・アルバムと言えるが、
B級感はぬぐえない…

やはり、MC5と言えば、
勢いと爆音で押し切った、
この1作目のライブ!!

バンドの定番曲となる
「Ramblin’ Rose」に続く、
タイトル曲「Kick Out The Jams」
イントロでの、
ロブ・タイナー(Rob Tyner)の叫び、

“Kick Out The Jams! Mother Fucker!!”

この部分を、
発売元のエレクトラ・レコードが、
勝手に“Brothers and Sisters”
に、差し替えた事で、
MC5は、エレクトラと、
この1作のみで縁を切る事になる。

60年代後期と言う時期、
メジャーなレコード会社が、
この言葉を、そのまま世に出す事が、
無理だったのは当然
なのだけれど…

現行のCDでは、
“Mother Fucker!!” の部分は、
オリジナル通りに収録されている。

後発のストゥージズの登場にも、
影響を与えたが、
メンバー同士の交流も有った様で、

ストゥージズMC5
それぞれのバンドの解散後

地味ながら
デトロイトのロック・シーンで
活躍するバンドを生み出した

ニュー・オーダー(The New Order)

デニス・トンブソン(ドラム)は、
元ストゥージズ
ロン・アシュトン(ギター)と、
75年ニュー・オーダー(New Order)を結成。

正式なアルバムを残すこと無く、
76年には解散してしまうが、
ラジオ局用の録音等を集めたアルバムが、
フランスのファン・クラブ・レコーズから、
77年にリリースされた。

The New Order
『Declaration Of War』(1977)

デストロイ・オール・モンスターズ
(Destroy All Monsters)

マイケル・デイヴィス(ベース)は、
やはりロン・アシュトンと、
モデルで画家でもある女性シンガー、
ナイアガラ(Niagara)をボーカルに据えて、
73年からアート色の強い活動をしていた、
デストロイ・オール・モンスターズ
(Destroy All Monsters)に参加。

シングル2枚をリリースするが、
こちらも活動期間中には
正式なアルバムは発表されていない。

マイケル・デイヴィスと、
ロン・アシュトン在籍時の音源が、
やはりファン・クラブ・レコーズから、
後に何点かリリースされている。

Destroy All Mosters『Live』(1989)

ソニックス・ランデヴー・バンド
(Sonic’s Rendezvous Band)

後にバティ・スミスの夫となる、
フレッド・ソニック・スミス(ギター)は、
ストゥージズ
スコット・アシュトン(ドラム)と、
75年に、ソニックス・ランデヴー・バンド
(Sonic’s Rendezvous Band)を結成。

78年に、シングル盤
『City Slang』をリリースするが、
その後、フレッドが脱退、バンドは解散する。

94年のフレッドの早すぎる死の後、
妻パティ・スミスの尽力で、
2枚のアルバムが発表される。

Sonic’s Rendezvous
『Sweet Nothing』(1998)

Sonic’s Rendezvous
『City Slang』(1999)

その後も2000年代には、
未発表ライブ音源や、
6枚組BOXセット等、
続々とリリースが続いている。

話は、MC5に戻るが…

2002年には、MC5が再始動する!!

すでに鬼籍に入ってしまった、
ロブ・タイナーとフレッド・ソニック・スミスを除く3人

マイケル・デイヴィス(Davis)
デニス・トンブソン(Thompson)
ウェイン・クレーマー(Kramer)

のセカンド・ネームの頭文字を取って
MC5DTK
いう名前で活動していた。
(2012年には、
マイケル・デイヴィスも他界してしまうが…)

2004年には、サマー・ソニックに出演の為来日。

2008年6月24日
ロンドンで行われた
“メルトダウン・フェスティヴアル(Meltdown Festival)” では、
プライマル・スクリーム(Primal Scream)と共演。

Primal Scream & MC5-DKT
『Black To Comm』
(2011)
DVD付きの2枚組CDもリリースされている。

当日のボーカルは、
アリス・イン・チェインズ(Alice in Chains)の
ウィリアム・デュヴァル(William DuVall)
が担当している。

“PUNK” のみならず、グランジ世代にまで影響を及ぼしている

MC5
『Kick Out The Jams』(1969)

A-1 Ramblin’ Rose
A-2 Kick Out The Jams
A-3 Come Together
A-4 Rocket Reducer No. 62 (Rama Lama Fa Fa Fa)

B-1 Borderline
B-2 Motor City Is Burning
B-3 I Want You Right Now
B-4 Starship

Rob Tyner : Lead Vocals
Wayne Kramer : Guitar
Fred “Sonic” Smith : Guitar
Michael Davis : Bass
Dennis Thompson : Drums

The New Order
『Declaration Of War』(1977)

A-1 Lucky Strike
A-2 Declaration Of War
A-3 Hollywood Holidays
A-4 Sidewinder

B-1 I Can’t Quit Ya
B-2 Rock’n’roll Soldiers
B-3 Of Another World
B-4 1975

Ron Asheton : Guitar
Dave Gilbert : Vocals(B-1 to B-3)
Jeff Spry : Vocals(A-1 to A-4)
Ray Gunn : Guitar
Jimi Recca : Bass
Dennis Thompson : Drums
Scott Thurston : Keyboards

Side A: Recorded in Los Angeles 1975
Side B: Recorded in Los Angeles 1976

Destroy All Monsters『Live』(1989)

A-1 Anyone Can (Fuck Her)
A-2 Bored
A-3 Party Girl
A-4 Fast City
A-5 Go Away

B-1 Having It All
B-2 Little Boyfriend
B-3 Boots
B-4 Nov. 22nd
B-5 Right Stuff
B-6 Ground Zero

Niagara : Vocals
Ron Asheton : Guitar
Michael Davis : Bass
Larry Steel : Drums

Sonic’s Rendezvous
『Sweet Nothing』(1998)

01 Dangerous
02 Getting There (Is Half The Fun)
03 Let’s Do It Again
04 Hearts
05 Love & Learn
06 Heart Of Stone
07 Sweet Nothing
08 Asteroid B-612
09 Song L.
10 City Slang
11 China Fields [hidden track]

Recorded live on 1978.04.04

Fred “Sonic” Smith : Guitar. Vocals
Scott Morgan : Guitar. Vocals
Gary Rasmussen : Bass
Scott “Rock Action” Asheton : Drums

Sonic’s Rendezvous
『City Slang』(1999)

01 City Slang (1999 Mix)
02 So Sincerely Yours
03 Step By Step
04 Clock With No Hands
05 Heaven
06 Goin’ Bye
07 You’re So Great
08 Earthy
09 Thrill
10 Detroit Tango
11 Gone With The Dogs
12 Sweet Little Sixteen
13 City Slang
(1978 Orchide Single Version)

14 Sweet Nothin’ Jam Session
[hidden track]

Fred “Sonic” Smith : Guitar. Vocals
Scott Morgan : Guitar. Vocals
Gary Rasmussen : Bass
Scott “Rock Action” Asheton : Drums

Track 01.13
1977-1978 at Artie Fields Studio, Detroit

Tracks 02.03.07.08.10
1979.02.03 at Bookie’s Club 870, Detroit

Track 09
1979.02.02 at Bookie’s Club 870, Detroit

Tracks 04.05
1979.06.23 at the Palace Theater, Cleveland

Tracks 06. 11
1979.10.23 at the Second Chance, Ann Arbor

Track 12
(Unknown Date) at the Second Chance

Primal Scream MC5
『Black To Comm』(2011)

Disc1
Primal Scream
01 Accelerator
02 Miss Lucifer
03 Beautiful Future
04 Suicide Bomb
05 Kowalski
06 Uptown
07 Beautiful Summer
(With Melanie Draisey)
08 Shoot Speed Kill Light
09 Swastika Eyes
10 Rocks
11 Can’t Go Back

MC5-DKT
12 Ramblin’ Rose
13 Kick Out The Jams
14 Come Together
15 Motor City Is Burning

Disc2
MC5-DKT
01 Call Me Animal
02 Sister Anne
03 I Want You Right Now
04 Over & Over
05 Looking At You
06 I Believe To My Soul
07 Human Being Lawnmower
08 The American Ruse

Primal Scream & MC5-DKT
09 I Can Only Give You Everything
10 Movin’ On Up
11 Skull X
12 Rama Lama Fa Fa Fa (Rocket Reducer No. 62)

Primal Scream & MC5-DKT Feat.John Sinclair
13 Black To Comm

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