幻の風景の住人 浅川マキ
歳を重ねると、
記憶の中の様々な風景が曖昧になってくる。
子供の頃、小学校へのいつもの通学路。
毎日遊んでいた実家の周辺や、
ちょっと冒険して遠出した山や川への道のり。
電車通学が始まり、中学・高校・大学への通学路や、
学校帰りに寄り道した最寄駅の周辺。
何度かの引っ越しを経験し、
何年間かを過ごした、それぞれの街の親しんだ通りや路地。
いつもの日常の中に有ったはずの風景も、
時がたつにつれ、現実味を失い、
幻のように曖昧に、
時に不自然に変換された物になっていく。
ふとしたまどろみや夢の中に現れる、そうした風景達は、
妙にリアルでありながら、
どこか捻じれた時空に存在している。
そこに、幼いころに観た、古い映画のワン・シーンや、
母や祖母に読み聞かされた絵本の、
妙に原色が強調された背景等の、
イメージの中だけにしか存在しない風景達まで、
紛れ込んでくるから、まったく手に負えない…
そして、そうした “幻の風景達” は、
安堵感や懐かしさと共に、
言い知れない喪失感や痛みも伴って想起される。
1970年代初頭、
わたし自身が思春期を過ごしたあの時代。
テレビや雑誌、漫画や映画などでしか観聴き出来なかった、
『あんぐら』(アンダーグラウンド)文化の象徴としての、
東京・新宿のイメージ。
小学生の頃、虫プロの漫画雑誌『COM』で読んだ、
永島慎二の漫画『フーテン』に描かれた、
主人公 “長暇貧治” や、“コートさん” 達がたむろする喫茶店。
映画『若者たち』に描かれた、
ベトナム戦争反対デモ “新宿騒乱” の舞台、
無政府状態の “新宿駅”
作家、漫画家、詩人、ジャズやロックのミュージシャン 等々、
アングラ文化人が、夜な夜な集まるという “ゴールデン街”
状況劇場の赤テントが似合う、
異界との境界にある様な “新宿花園神社”
子供ながらに、強烈な引力を感じていた、
そういった “怖くて危ない大人の場所” のイメージが、
昭和の街並みが残った、地元神戸の街の風景、
一時、神戸三ノ宮でブティックを営んでいた叔母から聞いた、
山手のジャズバーの光景等と、
記憶の中で渾然一体となっていた。
わたしにとって、
そんな70年代アンダーグラウンドの匂いに満ちた
“幻の風景” の住人の一人が、『浅川マキ』である。
わたし自身が、初めて聴いたマキさんの曲は、
1972年か73年、
フォーク・ブームの頃のラジオから流れた
「赤い橋」と言う曲だった。
後から知ったのだが、
元フォーク・クルセダースの北山修の作品だったので
当時のフォーク系の番組で流される
機会が多かったのかもしれない。
中学生だった私には、なんだか怖い曲だな…
というのが第一印象だった。
“橋” と言う、異界との境界線を跨ぐ場所に、
“赤” と言う原色の毒々しいイメージが重なる事で、
さらにその場所に、特異な畏敬の念をいだかせる。
死をテーマにした唄だと言われているが、
当時は、“橋” によって一般社会から隔てられる、
差別を暗喩する唄の様にも感じられた。
その後も、
「夜が明けたら」「カモメ」「ちっちゃな時から」
と言った、寺山修司の天井桟敷等が象徴するような、
70年代初期の『あんぐら』の香りに満ちた曲を、
断片的に聴くことになる。
さらに、
「朝日のあたる家」「ガソリン・アレイ」
と言った洋楽のカバーも、
独特な日本語詞に翻訳され、
まるで『浅川マキ』のオリジナル曲の様に完成していた。
「わた~し~が、着い~たのは、ニュ~オリ~ンズの~ …」
と言う、独特の歌いだしで始まる
「朝日のあたる家」(House Of Rising Sun)は、
まだ洋楽の知識も無く、アニマルズも知らない
当時の中学生のわたしにとっては、
まぎれもなく、オリジナル曲として響いていた。
マキさんの歌唱は、
ビリー・ホリデーや、ベッシー・スミスと共に、
美空ひばりにもリスペクトしたものだったそうである。
ジャズともブルースとも歌謡曲ともつかない
アレンジがなされた楽曲に乗った、
いわゆるフォークやロックとはベースが違う、
マキさんの独特な “うた”。
それは、
70年代初頭の、日本のフォークやロックの黎明期に、
他の女性シンガーや、歌謡曲の女性歌手とは違う、
独特な位置付けにいた様に思われる。
1970年の1枚目のアルバム
『浅川マキの世界』は、
寺山修司の世界観が強く出た、『寺山修司の世界』
とも言えるアルバムに仕上がっているが、
71年の2作目『Maki Ⅱ』では、
すでに独自の『浅川マキの世界』を確立している。
72年の3作目『LIVE』では、
今田勝、稲葉国光、萩原信義、つのだ・ひろ
と言うジャズ・ロック系のメンバーのバックアップを受け、
同じく72年の『Blue Spirit Blues 』
73年の『裏窓』では、
70年代を通じてのパートナー・ギタリストの萩原信義、
今田勝や山下洋輔トリオと言った、
ジャズ系のミュージシャン達との交流によって、
ジャズ・ブルース色の強い作品が続いた。
特に、74年のライブ盤『 Maki VI』は、
山下洋輔トリオをバックに、
ジャズ・シンガー『浅川マキ』
のアルバムに仕上がっている。
76年の『灯ともし頃』には、
当時まだ長髪で、“あぶさん” と呼ばれていたころの
坂本龍一も参加。
77年の『流れを渡る』には、
“憂歌団” の内田勘太郎や、
“めんたんぴん” の池田洋一郎も参加。
そして、80年代に入り、
80年に、山下洋輔、近藤等則、山内テツ等と、
フリージャズ、フリー・インプロヴィゼーション、
パンクの影響さえ感じさせる異色作
『ONE』を発表。
80年のライブ盤
『ふと或る夜、生き物みたいに歩いていたので、
演奏者たちのOKをもらった』と、
70年代の総括的な名盤、
82年の『MY MAN』を挟んで、
82年に、近藤等則のプロデュースで問題作
『CAT NAP』を発表。
83年の、後藤次利プロデュースの
『WHO’S KNOCKING ON MY DOOR』では、
後藤次利のポップス的な要素も取り込んでいく。
その後も、98年の最後のアルバム
『闇のなかに置き去りにして』まで、
コンスタントに作品を発表し続けた。
実はわたしは、70年代の諸作品について、
同時代的に、アルバム単位で聴いてきた訳ではない。
『Maki II』と『灯ともし頃』は、
誰かに借りたLPを、カセットに録音した物を聴いていたと思うが、
その他の作品は、レコード店でジャケットを見る事はあっても、
何曲かをラジオで聴く程度でしか無かった。
当時から、既に “別格” な存在として意識はしながら、
その実、レコードにはなかなか手が出せなかった。
70年代の、ロックやフォークのリスナーにとって、
『浅川マキ』の位置付けは、
わたしと似通ったものだったのではないかと思う。
さらに、70年代後半には、
『浅川マキの世界』等、初期の作品は、
既に廃番になった物が多くなり、
入手が難しくなっていた。
90年代のCDの時代になっても、
マキさん自身が、アナログの音に拘っていた為か、
なかなかCD化される事が無かった。
一時、初期の作品がCD化された事も有ったが、
まだ “リマスタリング” という概念も無い時代のCDの音は、
とてもマキさんの許容できる物では無かったようで、
すぐに廃番になってしまった。
マキさん本人が監修した、過去の作品のセレクトCD
『Darkness』のシリーズは有ったものの、
時系列に沿って、一連の作品を聴き直すことが
難しい時代が長く続いていた。
そしてようやく、マキさんの死後、
2011年にリマスタリングされたCDが再発され、
全29作品を、やっとまとめて聴く事ができるようになった。
それを機に、80年代・90年代の作品も、
改めて聴いてみたが、
当時の、へたなパンク・オルタナティブなど
一気に蹴散らしてしまう程の、実験的な音群に驚かされる。
しかし、そうした音達の中でも、
マキさんの唄は、ぶれる事無く存在を貫き通している。
実は、1978年、
わたしの通っていた大学の学園祭で、
学園祭の実行委員会だったか、新聞総部だったかの主催で、
『浅川マキ・オールナイト・コンサート』が行われていた。
当日、別のサークルに属していたわたしは、
マキさんのオールナイトが、
行われていた大学の中央講堂のすぐ隣の建物で、
そのサークルが主催した、
『上田正樹とプッシュ&プル』のライブに、
スタッフとして参加していた。
例によって、
キー坊(上田正樹)は、新幹線の最終の時間などお構いなしで、
(翌日は東京でのライブがブッキングされていた)
延々と客席を煽り続け、当時のキティーレコードの
マネージャーをハラハラさせていた。
結局、
新幹線には間にあわない事が解り、キー坊とバンドのメンバーは、
東京までタクシーに分乗して戻る事になり、
マネージャーは青ざめていた…
共演した有山淳二さんは、ひとりポツネンと取り残される事になり、
お隣で行われていた、マキさんの楽屋へ顔を出しに行ったところ、
可哀そうなことに、マキさんのスタッフが誰も有山さんの事を知らず、
結局、ひとりでトボトボと帰る羽目になってしまった。
わたしも、ライブの後片付け等を終えた後に、
マキさんのオールナイトを観る事が出来にも関わらず、
サークルの仲間と、おとなしく帰宅してしまった。
今にして思えば、途中からでも観ておけば良かった…
と、思う反面、自分が通う大学の講堂と言う “日常的な風景” の中に、
『浅川マキ』という存在を、固定してしまう事が無かったと言う点で、
それはそれで良かったのかもしれないとも思う。
黒ずくめのロングドレスに、厚い化粧、
酒と煙草と、夜の匂いを身にまとい、
一般的な “幸福” とは距離をとった立ち位置に居たマキさん。
2000年代に入ってからも、
新作の発表こそ無いものの、自分の世界を守り続け、
変わらず唄い続けたマキさん。
「時代に合わせて呼吸する積りはない」という、
原田芳雄の言葉どおり、生涯一貫して、
孤独な黒のシャンソニエを演じ続けたマキさん。
あの時代にしか生まれ得なかった、
『浅川マキ』という存在。
今年2020年。
マキさんが亡くなってから10年になると言う。
没後10周年と言う事で
アルバムとは別ヴァージョンのテイクを含む2枚組CD、
『浅川マキ シングル・コレクション』
が発売され、亡くなったのが2010年だった事を再認識した。
まだ10年しかたっていないことに改めて驚きながら、
『浅川マキ』と言う存在が、
この世界に、すでに存在していないという実感が持てない。
いや、さらに言ってしまえば、
1970年代から同じ時代を過ごしてきながら、
一度もライブという空間で『浅川マキ』を、
体験する事が無かったわたしにとって、
『浅川マキ』は、
1970年代の空気に満ちた、
懐かしくも寂しげな、“幻の風景”の中に、
今も時を超えて浮遊し続けている。
たまたま『浅川マキ』と、
時代を共有する事が無かった世代にとっても、
残された彼女の “うた” 達は、
それぞれの世代の新しい記憶の中に、
傷跡のように “幻の風景” を残してくれるに違いない。
浅川マキ『浅川マキの世界』(1970)
A-1 夜が明けたら (詞・曲 浅川マキ)
A-2 ふしあわせという名の猫 (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
A-3 淋しさには名前がない (詞・曲 浅川マキ)
A-4 ちっちゃな時から (詞・浅川マキ 曲・むつひろし)
A-5 前科者のクリスマス (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
A-6 赤い橋 (詞・北山修 曲・山木幸三郎)
B-1 かもめ (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
B-2 時には母のない子のように(Traditional)
B-3 雪が降る (詞・安井かずみ 曲・Adamo)
B-4 愛さないの愛せないの (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
B-5 十三日の金曜日のブルース (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
B-6 山河ありき (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
Arranged By : 山木幸三郎
Producer : 寺沢圭(寺山修司)
浅川マキ『 Maki II』(1971)
A-1 少年 (詞・曲 浅川マキ)
田畑貞一 : Drums
荒川康男 : Electric Bass
秋山実 : Electric Guitars
風間文彦 : Pianica
飯吉肇 : Piano
玉木宏樹 : Violin
アカデミア・チェロ・クァルテット : Violin
A-2 眠るのがこわい (詞・寺山修司 曲・下田逸郎)
中牟礼貞則 : Electric Guitar
寺川正興 : Electric Bass
モト・野村 : Drums
今田勝 : Piano
望月太八 – Flute
村田文治 : Trumpet
羽鳥幸次 : Trumpet
片岡輝彦 : Trombone
上高政通 : Trombone
戸倉誠一 : Trombone
青木 武 : Trombone
A-3 ジンハウス・ブルース
(詞・浅川マキ 曲・Fletcher Henderson, Henry Troy)
中牟礼貞則 : Acoustic Guitar
寺川正興 : Electric Bass
モト・野村 : Drums
今田勝 : Piano
南里文雄 : Trumpet
A-4 花いちもんめ (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
中牟礼貞則 : Electric Guitar
寺川正興 : Electric Bass
モト・野村 : Drums
今田勝 : Organ
市原宏祐 : Tenor Saxophone
横田年昭 : Flute
A-5 ゴビンダ (Traditional)
江藤勲 : Electric Bass
つのだ・ひろ : Drums
江草啓介 : Organ
宮本勲 : Percussion
川原正美 : Percussion
川原直美 : Percussion
上原陽子 : Sitar
ゴビンダーズ : Chorus
A-6 少年(Ⅱ) (詞・曲 浅川マキ)
中牟礼貞則 : Electric Guitar
寺川正興 : Electric Bass
モト・野村 : Drums
今田勝 : Piano
久富ひろむ : Organ
市原宏祐 : Alto Saxophone
村田文治 : Trumpet
羽鳥幸次 : Trumpet
片岡輝彦 : Trombone
寺口譲 : Pianica
B-1 めくら花 (詞・藤原利一 曲・藤原利一 浅川マキ)
成毛滋 : Electric Guitar
野口武義 : Electric Guitar
江藤勲 : Electric Bass
つのだ・ひろ : Drums
江草啓介 : Piano
栗林実 : Organ
B-2 雲の海 (詞・喜多条忠 曲・山木幸三郎)
野口武義 – Electric Guitar
江藤勲 : Electric Bass
つのだ・ひろ : Drums
B-3 港の彼岸花 (詞・浅川マキ なかにし礼 曲・鈴木薫)
中牟礼貞則 : Electric Guitar
寺川正興 : Electric Bass
モト・野村 : Drums
今田勝 : Piano
久富ひろむ : Organ
市原宏祐 : Alto Saxophone
村田文治 : Trumpet
羽鳥幸次 : Trumpet
片岡輝彦 : Trombone
寺口譲 : Harmonica
B-4 あたしが娼婦になったなら (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
中牟礼貞則 : Electric Guitar
寺川正興 : Electric Bass
モト・野村 : Drums
今田勝 : Piano
羽鳥幸次 : Trumpet
片岡輝彦 : Trombone
市原宏祐 : Tenor Saxophone、
砂原俊三 : Baritone Saxophone
B-5 ゴーダウン・モーゼ(Traditional)
中牟礼貞則 : Electric Guitar
寺川正興 : Electric Bass
モト・野村 : Drums
今田勝 : Organ
セントラル・チャーチ・コワイア : Male Chorus
B-6 朝日のあたる家(詞・浅川マキ Traditional)
萩原信義 : Acoustic Guitar
杉浦芳博 : Acoustic Guitar
Arranged By : 山木幸三郎
浅川マキ『Live』(1972)
(1971.12.31 紀伊國屋ホール)
A-1 別れ (詞・曲 浅川マキ)
A-2 赤い橋 (詞・北山修 曲・山木幸三郎)
A-3 にぎわい (詞・浅川マキ 曲・かまやつひろし)
A-4 ちっちゃな時から (詞・浅川マキ 曲・むつひろし)
A-5 朝日樓(朝日のあたる家) (詞・浅川マキ 曲・Traditional)
A-6 かもめ (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
B-1 少年 (詞・曲 浅川マキ)
B-2 死春記 (詞・真崎守 曲・浅川マキ)
B-3 ピアニストを撃て (詞・寺山修司 曲・山木幸三郎)
B-4 オールド・レインコート (詞・浅川マキ 曲・Rod Stewart)
B-5 ガソリン・アレイ (詞・浅川マキ 曲・Dave Grusin)
B-6 さかみち (詞・曲 浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar
杉浦芳博 : Twelve String Acoustic Guitar
稲葉国光 : Bass
つのだ・ひろ : Drums
今田勝 : Piano
市原宏祐 : Flute, Percussion
浅川マキ『Blue Spirit Blues』(1972)
A-1 ブルー・スピリット・ブルース (詞・浅川マキ 曲・Spencer Williams)
萩原信義 : Acoustic Guitar
A-2 難破ブルース (詞・浅川マキ 曲・Bessie Smith)
萩原信義 : Acoustic Guitar
大塚勝久 : Drums
渋谷森久 : Piano
南里文雄 : Trumpet
薗田祐司 : Tuba
A-3 奇妙な果実 (詞・曲 Abel Meeropol)
山下洋輔 : Piano
A-4 あの娘がくれたブルース (詞・曲 浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar
B-1 ハスリン・ダン (詞・浅川マキ 曲・James Crawford)
萩原信義 : Acoustic Guitar
B-2 ページ・ワン (詞・寺沢圭(寺山修司) 曲・山木幸三郎)
萩原信義 : Electric Guitar
渋谷森久 : Organ [Hammond]
B-3 灯ともし頃 (詞・曲 浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Acoustic Guitar
B-4 町 (詞・森須九八 曲・浅川マキ)
萩原信義 : Electric Guitar
高中正義 : Electric Bass
つのだ・ひろ : Drums
斎藤清 : Tenor Saxophone
片岡輝彦 : Trombone
B-5 大砂塵 (詞・曲 浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar
浅川マキ『裏窓』(1973)
A-1 こんな風に過ぎて行くのなら (詞・曲 浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Electric Bass
小松崎政雄 : Drums
白井幹夫 : Electric Piano
浅川マキ : Percussion
斉藤伸雄 : Percussion
A-2 裏窓 (詞・寺山修司 曲・浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Electric Bass
小松崎政雄 : Drums
市原宏祐 : Clarinet
A-3 あの男が死んだら (詞・浅川マキ 曲・Irving Berlin)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Acoustic Guitar
A-4 セント・ジェームス病院 (詞・浅川マキ 曲・Joe Primrose)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Electric Bass
小松崎政雄 : Drums
渋谷森久 : Piano
南里文雄 : Trumpet
A-5 ロンサム・ロード (詞・Gene Austin 浅川マキ 曲・Nathaniel Shilkret)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Electric Bass
小松崎政雄 : Drums
渋谷森久 : Piano
南里文雄 : Trumpet
B-1 引越し (詞・曲 浅川マキ)
萩原信義 : Electric Guitar
富倉安生 : Electric Bass
小松崎政雄 : Drums
渋谷森久 : Organ
B-2 トラブル・イン・マインド (詞・浅川マキ 曲・Richard M. Jones)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Electric Bass
小松崎政雄 : Drums
白井幹夫 : Piano
B-3 翔ばないカラス (詞・真崎守 曲・浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Electric Bass
白井幹夫 : Piano
小松崎政雄 : Drums
B-4 町の酒場で (詞・曲 浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar
富倉安生 : Electric Bass
小松崎政雄 : Drums
白井幹夫 : Piano
市原宏祐 : Tenor Saxophone
B-5 ケンタウロスの子守唄 (詞・筒井康隆 曲・山下洋輔)
萩原信義 : Acoustic Guitar
浅川マキ『 Maki VI』(1974)
(1974.09.19 神田共立講堂)
A-1 わたしの金曜日 (詞・浅川マキ 曲・山下洋輔)
A-2 港町 (詞・Langston Hughes 斉藤忠利 曲・山下洋輔)
A-3 ジン・ハウス・ブルース (詞・浅川マキ 曲・Fletcher Henderson, Henry Troy)
A-4 キャバレー (詞・Langston Hughes 斉藤忠利 曲・山下洋輔)
B-1 あんな女ははじめてのブルース (詞・Langston Hughes 斉藤忠利 曲・山下洋輔)
B-2 今夜はおしまい (詞・曲 浅川マキ)
B-3 戸を叩くのは、誰 (詞・寺山修司 曲・浅川マキ)
B-4 ボロと古鉄 (詞・浅川マキ Oscer Brown Jr. 曲・N.Cautis-O.Brown Jr.)
山下洋輔 : Piano
坂田明 : Alto Saxophone. Clarinet
森山威男 : Drums
稲葉国光 : Bass
浅川マキ『灯ともし頃』(1976)
A-1 夕凪のとき (詞・曲 浅川マキ)
A-2 あなたなしで (詞・浅川マキ 曲・Eugene Williams)
A-3 それはスポットライトではない (詞・浅川マキ 曲・Barry Goldberg, Gerry Goffin)
A-4 夜 (詞・曲 浅川マキ)
B-1 Just Another Honky (詞・浅川マキ 曲・Ronnie Lane)
B-2 思いがけない夜に (詞・曲 浅川マキ)
B-3 センチメンタル・ジャーニー (詞・浅川マキ 曲・Ben Homer, Les Brown)
B-4 何処へ行くの (詞・曲 浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar. Electric Guitar
杉浦芳博 : Acoustic Guitar
角田順 : Electric Guitar
吉田建 : Electric Bass
つのだ・ひろ : Drums
白井幹夫 : Piano
坂本龍一 : Organ
向井滋春 : Trombone
近藤俊則 : Trumpet
浅川マキ『流れを渡る』(1977)
A-1 あの人は行った (詞・曲 浅川マキ)
A-2 知人を訪ねて (詞・曲 浅川マキ)
A-3 私のブギウギ (詞・成田ヒロシ 曲・南正人)
A-4 流れを渡る (詞・Langston Hughes 斉藤忠利 曲・浅川マキ)
A-5 If I’m On The Late Side (詞・Rod Stewart 浅川マキ 曲・Ronnie Lane)
B-1 二人の女のうた (詞・曲 浅川マキ)
B-2 あなたに (詞・曲 浅川マキ)
B-3 波止場 (詞・曲 浅川マキ)
B-4 罪人小唄 (詞・Langston Hughes 斉藤忠利 曲・浅川マキ)
萩原信義 : Acoustic Guitar. Electric Guitar
内田勘太郎 : Acoustic Guitar
吉田建 : Electric Bass
つのだ・ひろ : Drums
白井幹夫 : Piano
坂本龍一 : Organ(A-1)
池田洋一郎 : Acoustic Guitar, Electric Guitar(A-2.A-5)
粉川忠範 : Trombone(B-2)
浅川マキ『ライヴ 夜』(1978)
(1977.09.19-20 西部講堂)
A-1 町 (詞・森須九八 曲・浅川マキ)
A-2 あなたなしで (詞・浅川マキ 曲・Eugene Williams)
A-3 淋しさには名前がない (詞・曲 浅川マキ)
A-4 港の彼岸花 (詞・浅川マキ なかにし礼 曲・鈴木薫)
A-5 オールド レインコート (詞・浅川マキ 曲・Rod Stewart)
A-6 If I’m On The Late Side (詞・浅川マキ 曲・Rod Stewart Ronnie Lane)
A-7 あたしのブギウギ (詞・成田ヒロシ 曲・南正人)
B-1 あなたに (詞・曲 浅川マキ)
B-2 港町 (詞・L. Hughes 斉藤忠利 曲・山下洋輔)
B-3 裏窓 (詞・寺山修司 曲・浅川マキ)
B-4 難破ブルース (詞・浅川マキ 曲・B. Smith)
B-5 にぎわい (詞・浅川マキ 曲・かまやつひろし)
B-6 それはスポットライトではない (詞・浅川マキ 曲・Barry Goldberg, Gerry Goffin)
萩原信義 : Acoustic Guitar. Electric Guitar
池田洋一郎 : Acoustic Guitar
川端民生 : Double Bass [Wood Bass] (B-2, B-3)
つのだ・ひろ : Drums
白井幹夫 : Piano
渋谷毅 : Piano (A-3, B-1, B-3)
粉川忠範 : Trombone
泉谷しげる : Electric Guitar (B4)
浅川マキ『寂しい日々』(1978)
A-1 Too Much Mystery (詞・浅川マキ 曲・Homer Banks)
A-2 どうしたのさ (詞・浅川マキ 曲・Cecil Womack)
A-3 コーヒーひとつ (詞・曲 浅川マキ)
A-4 Mr. マジック・マン (詞・浅川マキ 曲・Eli Fisher)
A-5 面影 (詞・曲 浅川マキ)
B-1 ナイロン・カバーリング (詞・浅川マキ 曲・Marc Levin)
B-2 女が笑う (詞・曲 浅川マキ)
B-3 寂しい日々 (詞・曲 浅川マキ)
B-4 暗い日曜日 (詞・浅川マキ 曲・Seress Rezső)
萩原信義 : Electric Guitar (A-1. A-2. A-3. A-4. A-5)
大出元信 : Electric Guitar (A-1. A-2. A-3. A-4. A-5)
杉本喜代志 : Guitar (A-5. B-1. B-2. B-3. B-4)
川端民生 : Bass. Electric Bass
白井幹夫 : Keyboards (A-1. A-2. A-3. A-4. A-5)
山下洋輔 : Piano (B-1. B-2. B-3. B-4)
つのだ・ひろ : Drums. Vocals (A-1. A-2. A-3. A-4. A-5)
粉川忠範 : Trombone (A-1. A-2. A-3. A-4. A-5)
向井滋春 : Trombone (B-1. B-2. B-3. B-4)
浅川マキ『One』(1980)
A-1 午後 (詞・浅川マキ 曲・山下洋輔)
A-2 あの男がピアノを弾いた (詞・曲 浅川マキ)
A-3 都会に雨が降るころ (詞・浅川マキ 曲・山下洋輔)
A-4 For M 作詞 浅川マキ (詞・浅川マキ 曲・山下洋輔)
B-1 Pignoseと手紙 (詞・曲 浅川マキ)
山下洋輔 : Piano (A-1.A-2.A-3.A-4)
近藤等則 : Trumpet. Toy [Small Toys]. Electronics [Pignose Amp]
山内テツ : Electric Guitar (B-1)
川端民生 : Bass (A-1.A-2.A-3.A-4)
浅川マキ『ふと、或る夜、生き物みたいに歩いているので、
演奏家たちのOKをもらった』(1980)
A-1 今夜はおしまい (詞・曲 浅川マキ)
A-2 二人の女のうた (詞・曲 浅川マキ)
A-3 あなたに (詞・曲 浅川マキ)
〜 You Don’t Know What Love Is (詞・Gene de Paul 曲・Don Raye)
A-4 あの男が死んだら (詞・浅川マキ 曲・Irving Berlin)
B-1 ボロと古鉄 (詞・Oscar Brown Jr. 浅川マキ 曲・N. Curtis)
〜あの男がピアノを弾いた
B-2 ふしあわせという名の猫 (詞・寺山修司 曲・山本幸三)
渋谷毅 : Piano
川端民生 : Bass
坂田明 : Alto Saxophone (B-1)
トニー・木庭 : Drums (B-1)
杉本喜代志 : Guitar (B-1, B-2)
浅川マキ『My Man』(1982)
A-1 マイ・マン (詞・C.Pollack 浅川マキ 曲・Maurice Yvain)
A-2 港町 (詞・Langston Hughes 斉藤忠則 曲・山下洋輔)
A-3 ちょっと長い関係のブルース (詞・曲 浅川マキ)
A-4 貧乏な暮し (詞・曲 浅川マキ)
A-5 グッド・バイ (詞・浅川マキ 曲・板橋文夫)
B-1 ふたりの女のうた (詞・曲 浅川マキ)
B-2 今夜はおしまい (詞・曲 浅川マキ)
B-3 夜 (詞・曲 浅川マキ)
B4 ロンサム・ロード (詞・Gene Austin 浅川マキ 曲・Nathaniel Shilkret)
本多俊之 : Alto Saxophone. Soprano Saxophone. Flute
渋谷毅 : Piano
杉本喜代志 : Electric Guitar
川端民生 : Bass
森山威男 : Drums
浅川マキ『Cat Nap』(1982)
A-1 暗い眼をした女優 (詞・浅川マキ 曲・近藤等則)
A-2 忘れたよ (詞・浅川マキ 曲・近藤等則)
A-3 こころ隠して (詞・浅川マキ 曲・近藤等則)
A-4 むかし (詞・浅川マキ 曲・近藤等則)
B-1 新曲・B・ (詞・浅川マキ 曲・近藤等則)
B-2 夕暮れのまんなか (詞・山内テツ 曲・近藤等則)
B-3 マシン (詞・浅川マキ 曲・近藤等則)
B-4 今なら (詞・浅川マキ 曲・近藤等則)
本多俊之 : Alto Saxophone. Flute
近藤等則 : Trumpet. Toy [Toys]. Percussion
飛田一夫 : Electric Guitar
杉本喜代志 : Electric Guitar
川端民生 : Electric Bass
つのだひろ : Drums. Percussion
浅川マキ『Who’s Knocking On My Door』(1983)
A1 まだ若くて (詞・浅川マキ 曲・後藤次利)
A2 ともだち (詞・曲 浅川マキ)
A3 あの男がよかったなんてノスタルジー (詞・浅川マキ 曲・後藤次利)
A4 町の汽船 (詞・浅川マキ 曲・本多俊之)
A5 時代に合わせて呼吸をする積りはない (詞・曲 浅川マキ)
B1 暮し (詞・曲 浅川マキ)
B2 霧に潜む (詞・浅川マキ 曲・向井滋春)
B3 最後のメロディー (詞・浅川マキ 曲・後藤次利)
B4 コントロール (詞・浅川マキ 曲・後藤次利)
向井滋春 : Trumbone
本多俊之 : A.Sax. S.Sax. Flute. Piano
後藤次利 : E.Bass
Cecil Monroe : Drums
Tristan Honsinger : Cello
大村憲司 ; Guitar
国吉良一 : Synthesizer
松武秀樹 ; Synthesizer Programmer
Arranged By 後藤次利