The Rolling Stones 音源整理② の前半
さて、今回はブートレッグ(Bootleg)音源ですが…
これが… オフィシャル盤以上に大変な作業でした。
とにかく、アイテム数の多さに比べて資料が少なく苦労しました。
1990年代には、中野D児さんや西野泰弘さんの資料本。
最近では、原勝志さんの資料本とウェブサイト。
さらに海外のコレクターのウェブサイト 等々を参考に気長にやりましたが…
05 Bootleg のフォルダの中は、現在こんな感じです。
一部しか見えませんが、現在、未整理の物も含めると
1000アイテムを超えてしまいました…
90年代に買い集めた、数百枚のCDをコツコツとリッピングし、
(ほぼ100%、曲名等のデータは、リッピングソフトに反映されませんので、すべて手入力です…)
さらに、ネット上から、海外の有志のコレクターがアップしてくれているファイルを、ダウンロードしまくった結果がこれです。
(一生かかっても聴ききれないかも?…)
現在使えるダウンロード・リンク集と、サイトは後半で紹介したいと思います。
基本的に、ライブ音源を、“演奏の 年・月・日 の順”に整理しています。
スタジオ・アウト・テイクスについては、主だったものは入手していますが、
正直…まだ…ほぼ未整理の状態ですね…
70年代、アナログレコードの時代には、
白い無地のジャケットに、シルクスクリーンで手刷りした粗末なスリーブが付いた、
いかにも“海賊盤”といった見てくれの物が
主流だったブートレッグ(以下、ブートと書きます)。
90年代(ちょうど、ストーンズの初来日の直前の頃)には、ブートCDが出始めました。
最初期の頃には、これまでブートレコードで出ていた音源をデジタル化しただけの物、
いわゆる“盤起こし”と言われて、
ひどい物はCDなのにスクラッチノイズがバチバチ入る物も有りました。
イタリーやドイツからの輸入盤
(著作権の問題をクリアする為に、ルクセンブルグ製とうたった物も…)が中心で、
ザ・スゥィンギング・ピック(TSP)・リビングレジェンド・WPOWM
等のレーベルが有りましたね。 (懐かしぃー)
その後、日本のレーベルが参入。
たとえばツェッペリンでは『タランチュラ』、
ストーンズでは『ビニールギャングプロダクト(VGP)』等の、
内容・音質共に、海外のブートを上回るアイテムが大量にリリースされました。
ストーンズ・ブートも、先のVGPや、
その後継レーベル『ドッグ・アンド・キャット(DAC)』他、様々なレーベルが、
よりマスターテープ近い音源、
より録音状態の良い音源、
同じ音源でも録音ミスや欠落部分が違うもの、
マスタリングで音質の向上を目指した物 等々…
競い合ってリリースされていました。
さらに、2000年代に入ると、
海外のコレクター間での音源トレードも盛んになり、
プライベートなオーディエンス録音(客席からの録音)
自家製リマスター、
既成音源の好い所どりでコンプリート音源を作った物…
様々な音源が、ネット上に溢れるようになっています。
したがって、
オーディエンス音源(客席からの録音)
サウンドボード音源(ミキサー卓からライン録音)
FM等のブロードキャスト音源(エアチェック)
と言う基本的なソースの違いだけではなく、
音質・録音レベル
テープ交換による途切れ部分の違い
編集やマスタリングの違い
等など…
同じ年・月・日のライブ音源でも、複数のアイテムが存在する事になります。
で… とにかく集めまくった音源を、資料を参照したりしながら
少しずつ整理しております…
後半では、ファイルの収集に使えるサイトのご紹介などしてみたいと思います。